人口と有業者数
各年齢層・性別における、人口に占める有業者の割合をグラフに示しています。
15歳以上の人口のうち、有業者の割合は、男性で69%、女性で48%となっています。
「平成24年就業構造基本調査結果」(総務省統計局)を加工して作成
(http://www.stat.go.jp/data/shugyou/2012/)
在学者や60歳以上の人口も母数に含めた割合であるため、特に20~50代においては有業者の割合はより高い数字となります。
下図では各年齢層における有業者と無業者それぞれの人口をグラフとして示しています。無業者の割合が最も少なくなる年齢層は、男性では30代後半(6%)、女性では20代後半と40代後半(いずれも25%)です。
「平成24年就業構造基本調査結果」(総務省統計局)を加工して作成
(http://www.stat.go.jp/data/shugyou/2012/)
日本には団塊の世代が最も多い
上図を見ると、人口は「平成24年就業構造基本調査」が実施された当時60~64歳だった人が顕著に多い分布となっています。この年齢層は、1950年前後に生まれた、いわゆる「団塊の世代」です。その数は当時15~19歳の年齢層の実に1.70倍であり、歪な年齢分布となっています
無業者の男女比の興味深い変化
無業者の男女比を取ると興味深いことがわかります。無業者に占める男性の割合は、現役世代である50代までは少なくなっていく傾向が見られますが、その後60代前半になるとまた高くなり、70代後半になると今度はまた減っていきます。60代前半に見られる無業者の男性の増加は定年退職によるもの、そして70代後半に見られる減少は、男性が女性より早く亡くなる傾向があるためと思われます。
「平成24年就業構造基本調査結果」(総務省統計局)を加工して作成
(http://www.stat.go.jp/data/shugyou/2012/)