の有効求人倍率の推移

の有効求人倍率の年次推移を示すグラフと有効求人倍率の都道府県間の差異を示す地図を下に掲載しています。厚生労働省が公開する統計資料「一般職業紹介状況」に基づき、の有効求人倍率の長期時系列推移を全国平均との比較とともにグラフ化しました。

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関連リンク:「有効求人倍率」とは何か

各都道府県の有効求人倍率の推移(長期時系列)

「一般職業紹介状況」(厚生労働省)を加工して作成

有効求人倍率には都道府県間で差異が見られ、下図に示すように景気の変動に鋭敏に数値が反応する愛知県などの都道府県や、北海道や沖縄県のように常に低い数値を示す都道府県も存在します。

7都道府県の有効求人倍率の年次推移(長期時系列)

「一般職業紹介状況」(厚生労働省)を加工して作成

各都道府県の有効求人倍率の分布を示す地図

以下に90年代最初のバブル期からその後のバブル崩壊、2005年までの就職氷河期、2008年までの一時的な就職売り手市場、直後のリーマン・ショックによる就職超氷河期と第2次安倍政権下の回復の様子、そして新型コロナウイルスによる冷え込みの様子を、有効求人倍率を示す全国地図により見ていきましょう。

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1991年の様子です。バブル絶頂期でした。

各都道府県の有効求人倍率を示す地図(1991年05月)

1995年の様子です。バブル崩壊後の就職氷河期の一番底です。

各都道府県の有効求人倍率を示す地図(1995年05月)

2002年の様子です。就職氷河期の二番底であり、リーマン・ショック後の次に就職が厳しい時期でした。

各都道府県の有効求人倍率を示す地図(2002年01月)

2007年の様子です。この頃就職市場は売り手市場と呼ばれていました。この後にリーマン・ショックと東日本大震災・原発事故が起こる未来が待っているとは誰が予想していたでしょうか。

各都道府県の有効求人倍率を示す地図(2007年12月)

2009年の様子です。凄まじい冷え込みです。有効求人倍率の絶対値も最低値を記録していますが、直前の好景気からの落差も空前絶後の値でした。

各都道府県の有効求人倍率を示す地図(2009年06月)

2019年の様子です。景気が良くなり、各企業は優秀な人材の確保のため明るい競争に躍起になっています。

各都道府県の有効求人倍率を示す地図(2019年12月)

2020年の様子です。新型コロナウイルスの感染拡大により、有効求人倍率は急激に落ち込みました。

各都道府県の有効求人倍率を示す地図(2020年7月)

「一般職業紹介状況」(厚生労働省)
「地球地図日本」(国土地理院)を加工して作成
http://www.gsi.go.jp/kankyochiri/gm_jpn.html

91年の全国の有効求人倍率の分布と2019年の分布を比較すると、都市部と地方との格差が軽減されていることがわかります。を含め、2011年以降の有効求人倍率の上昇は全国的なものです。

  1. 関連リンク
    1. 有効求人倍率の年次推移(長期時系列)
    2. 都道府県別の有効求人倍率
    3. 就職内定率の年次推移
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