夫婦のコミュニケーションの統計データ

国立社会保障・人口問題研究所が公開する統計資料に基づき、夫婦のコミュニケーションの調査結果をグラフで示しています。この調査では、各年齢層の世帯の夫婦に対し、 この1年間の夫婦関係の状況についてアンケート調査がなされており、調査票では、夕食を一緒にする、買い物に行く、その日の帰宅時間や週の予定などを話す、といった夫婦の コミュニケーションの程度が示唆される質問項目を設定し、「よくある」「ときどきある」「あまりない」「まったくない」という回答を設定しています。
また、妻の立場から見たそれらの満足度についてもアンケート調査がなされており、併せて紹介します。

スポンサーリンク

妻の年齢別のデータ

妻の年齢について5歳ごとの年齢階級別に世帯を分類し、夫婦のコミュニケーションの程度を各項目について棒グラフにすると下図のようになります。

下のコンボボックスから妻の年齢層を選択することで、その年齢層の妻がいる世帯における夫婦のコミュニケーションの程度の分布が表示されます。

妻の年齢

妻の年齢別 夫婦関係

「第6回全国家庭動向調査」(国立社会保障・人口問題研究所)を加工して作成

夫婦のコミュニケーションの各項目に対する妻の満足度のアンケート調査結果を棒グラフにすると下図のようになります。

妻の年齢別 夫婦のコミュニケーションへの満足度

「第6回全国家庭動向調査」(国立社会保障・人口問題研究所)を加工して作成

スポンサーリンク

下のコンボボックスから夫婦のコミュニケーションの項目を選択することで、その項目における各年齢層(妻の年齢)の世帯における夫婦のコミュニケーションの分布を棒グラフにより表示できます。

夫婦のコミュニケーション

夫婦のコミュニケーションの項目別・妻の年齢層別

「第6回全国家庭動向調査」(国立社会保障・人口問題研究所)を加工して作成

選択された夫婦のコミュニケーションの項目に対する妻の満足度のアンケート調査結果を年齢層別に棒グラフにすると下図のようになります。

夫婦のコミュニケーションの項目別・妻の年齢層別

「第6回全国家庭動向調査」(国立社会保障・人口問題研究所)を加工して作成

「夕食を一緒にする」という項目に対し「よくある」と回答した夫婦は全体の67.1%であり、「よくある」と答えた世帯の割合が最も高い夫婦のコミュニケーションの項目となりました。
「夕食を一緒にする」ことが「よくある」夫婦は、妻が25~29歳の夫婦では64.9%の割合であり、妻の年齢が下がるにつれその割合は低下していきます。妻の年齢が45~49歳の夫婦では その割合が全年齢層で最も少なくなり(51.7%)、更に年齢層が上がると増加していきます(妻が70~74歳の夫婦では81.6%)。
「その日の帰宅時間や週の予定などを話す」ことが「まったくない」夫婦は、全体の7.1%あります。妻が25~29歳の夫婦では3.0%ですが、妻が45~49歳の夫婦では全年齢層で最も高くなり、 8.4%となっています。
「夫婦のスキンシップ」は、年齢層が若いと「よくある」と回答した世帯が高く、年齢層が高いとその割合が低くなっていくことが分かります。妻が25~29歳の夫婦では、 「夫婦のスキンシップ」が「よくある」もしくは「ときどきある」と答えた世帯の割合が72.4%ですが、妻が70~74歳の夫婦では23.0%となっています。

夫婦のコミュニケーションの項目別・妻の年齢層別 円グラフ 夫婦のコミュニケーションの項目別・妻の年齢層別 円グラフ

「第6回全国家庭動向調査」(国立社会保障・人口問題研究所)を加工して作成

スポンサーリンク
  1. 関連リンク
    1. 夫婦の家事の負担割合の統計データ
    2. 共働きの夫婦と専業主婦・主夫世帯の割合
    3. 共働きの世帯の夫と妻の所得
スポンサーリンク