各都道府県の平均年齢
政府が公開する統計データによると、日本の平均年齢は46.4歳、最も平均年齢が高い都道府県は秋田県で、51.3歳、最も平均年齢が低い都道府県は沖縄県で、42.1歳です。秋田県と沖縄県を比べると、県民の平均年齢に10歳程度の差があります。
下に各都道府県の平均年齢を地図で示します。
「平成27年国勢調査結果」(総務省統計局)
「地球地図日本」(国土地理院)を加工して作成
(http://www.gsi.go.jp/kankyochiri/gm_jpn.html)
各都道府県の平均年齢は下表のようになっています。東京、神奈川、大阪、愛知、福岡などの大都市圏で平均年齢が低くなる傾向が見られます。
「平成27年国勢調査結果」(総務省統計局)を加工して作成
大都市圏とはされない滋賀県も平均年齢が44.5歳と若いことは興味深い事実です。滋賀県は大阪・京都への通勤通学者のベッドタウンとして住宅開発が進んでおり、人口増加の傾向が高い県です。愛知県長久手市、福岡県新宮町など、ベッドタウンとなる地域は平均年齢が若くなる傾向がありますが、滋賀県も同様の理由で平均年齢が若いのだと考えられます。
人口年齢構成図
下に日本の人口ピラミッドを示します。年齢は5歳刻みです。
日本の人口ピラミッド
「平成27年国勢調査結果」(総務省統計局)を加工して作成
秋田県の人口年齢構成図
秋田県の人口ピラミッドを見てみると、60代前半に人口のピークがあるハンマー型を成しており、更に20代前半の人口が急に萎んでいることから、若年層の人口流出と高齢化が進んでいる傾向が読み取れます。65歳以上の人口の割合を示す老年人口割合は33.8%と全都道府県中で最も高く、15歳未満の人口の割合を示す年少人口割合も全国で最も低い10.5%という値となっています。また、人口増減率も全都道府県最低値の-5.8%です。
秋田県の人口ピラミッド
「平成27年国勢調査結果」(総務省統計局)を加工して作成
詳細:秋田県の人口ピラミッド
沖縄県の人口年齢構成図
沖縄県の人口ピラミッドを見てみると、20代以下の若年層の割合が減少傾向に無く、安定して人口が維持される傾向が読み取れます。15歳未満の人口の割合を示す年少人口割合は沖縄県がトップの17.4%、65歳以上の人口の割合を示す老年人口割合も沖縄県が最小で19.6%となっています。人口増減率も全都道府県最高値の2.9%です。
沖縄県の人口ピラミッド
「平成27年国勢調査結果」(総務省統計局)を加工して作成
詳細:沖縄県の人口ピラミッド
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