大学の学生数ランキング
各国公立大学の学生数を順位付けしてグラフに示しています。
2016年時点では、本科・学部に属する学生数の合計(但し5、6年次に属する学生を除く)が最も多い大学は大阪大学であり、その数は1万5086人です。2位は東京大学(1万3749人)、3位は京都大学(1万3083人)です。その後、4位神戸大学(1万1470人)、5位九州大学(1万1382人)、6位北海道大学(1万0939人)と続きます。上位を旧帝国大学やその他の有名国立大学が占めています。
1位 大阪大学
大阪大学は、2007年に大阪外国語大学を統合したことにより入学定員が増えたため、現在日本で最も在学者数が多い国立大学となっています。大阪外国語大学は大阪府箕面市にキャンパスを置いていましたが、統合により大阪大学箕面キャンパスとなりました(大阪外国語大学は東京外国語大学と並び、外国語学部のみを置く国立大学でした)。大阪大学の工学系学部は学生数が多く、工学部と基礎工学部合わせて5000人以上の定員があります。
大阪大学の基本情報
大阪大学への入学者が多い都道府県ランキング
2位 東京大学
東京大学は、学部生の数は大阪大学に次いで2位ですが、大学院生の数も含めると最大の在籍者数を持つ大学です。東京大学の学部入学者は、全員が駒場キャンパスに置かれる教養学部にまず所属し、2年間の教養課程の後にそれぞれ専門の後期課程へ移ります。有名な赤門のある本郷キャンパスには、法学部や理学部などの伝統的な学部が設置されていますが、新入生はほぼいないと言ってよいでしょう。駒場キャンパス、本郷キャンパスそれぞれの学生数は明らかではありませんが、学部生についてはおよそ半々程度と考えてよいでしょう。
東京大学の基本情報
東京大学への入学者が多い都道府県ランキング
3位 京都大学
京都大学はほとんどの施設を吉田キャンパスに集中させており、もちろん学生もそこに集中しています。京都市内には京都大学以外にも同志社大学や立命館大学、龍谷大学などの多くの大学が立地するため、京都府、京都市ともに人口に対する大学生数の割合が全国と比べ高く、京都大学吉田キャンパス周辺は同規模の他大学と比べても、より学生街らしい雰囲気となっています。
京都大学の基本情報
京都大学への入学者が多い都道府県ランキング
国公立大学の学生数とランクの関係
学生数とランクの関係を下図に示しました。このようなプロットは、時に冪乗則などの特異な規則性を示す場合があります。今回の場合は裾の広い減衰曲線を描いており、対数プロットを取ると減衰の様子は直線に近くなります。ランクの減少に伴い指数関数的に減衰する量であると考えられます。