家賃が高い市区町村ランキング

各市区町村の1㎡あたりの平均家賃を順位付けしてグラフに示しています。

「平成25年住宅・土地統計調査」によると、1㎡あたりの平均家賃が最も長い市区町村は東京都港区であり、 その額は3,050円です。2位は隣接の東京都中央区で1㎡あたりの平均家賃は2,917円、3位は東京都渋谷区で2,855円です。 上位を東京都特別区がほぼ独占しており、都心周辺は全国的に見て極端に平均家賃が高い地域であると言えます。後に示すように、各県の1㎡あたりの平均家賃は1,000円以下である場合がほとんどですので、 都心周辺では同じ面積の物件に住むために、地方と比べて3倍近くの家賃を支払わなければならないという計算になります。

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全国市区町村の1㎡あたりの平均家賃ランキング

「平成25年住宅・土地統計調査」(総務省統計局)を加工して作成

1㎡あたりの平均家賃が高い市区町村を1位から25位まで上図に示していますが、25市区町村中19市区町村が東京23区となっています。 東京都特別区以外で最も1㎡あたりの平均家賃が高い市区町村は東京都武蔵野市で、大田区に続き15位にランクインしています。 東京都以外では神奈川県川崎市が17位にランクインしています。その他、千葉県浦安市も20位にランクインしています。首都圏以外の地域は上位25位以内圏外となりました。

1位 東京都港区 3,050円

日本一家賃が高い場所は東京都港区です。東京都港区にある地名を挙げるだけでもこの地域の家賃が全国1位であることが納得できると思います。 虎ノ門、六本木、麻布、青山、赤坂、白金台、台場、汐留・・・これらは港区に位置します。日本のビジネスの中心地の一つであり、多くの企業が本社を港区に構えています。
港区内の賃貸住宅の平均家賃という見方で平均家賃を調べると(東京都港区の家賃の平均と統計分布)、 平均家賃は月15万5,256円とずば抜けて高く、あまりに高い家賃のためか、昼間人口と夜間人口が4.9倍近く変化します。東京都港区の賃貸住宅の平均延べ面積は51.58㎡、 平均居住室数は2.38室です。

2位 東京都中央区 2,917円

日本橋、銀座、八重洲が位置する東京都中央区は、人口は13万人程度と千代田区に次いで少ない地域です。オフィス街としての性格が強く、 2005年には昼間人口が夜間人口の6.5倍となっていました。中央区内の賃貸住宅の平均家賃という見方で平均家賃を調べると (東京都中央区の家賃の平均と統計分布)、平均家賃は12万4,715円となります。 東京都中央区の賃貸住宅の平均延べ面積は43.01㎡、平均居住室数は2.2室です。

3位 東京都渋谷区 2,855円

3位には若者の街渋谷がランクインしています。渋谷区には松濤や代々木上原、広尾といった高級住宅街が位置しており、 港区や中央区と比べて住宅街としての性格がやや強いと言える地域です。渋谷区内の賃貸住宅の平均家賃という見方で平均家賃を調べると (東京都渋谷区の家賃の平均と統計分布)、平均家賃は11万2,317円となります。 東京都渋谷区の賃貸住宅の平均延べ面積は40.06㎡、平均居住室数は2.11室です。

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各市区町村の1㎡あたりの平均家賃を示す全国地図

各市区町村の1㎡あたりの平均家賃を色で示した地図を下に示しています。俯瞰してみると、1㎡あたりの平均家賃が高い地域は首都圏と大阪市周辺に分布していることが分かります。

各市区町村の1㎡あたりの平均家賃を示す全国地図

「平成25年住宅・土地統計調査」(総務省統計局)
「地球地図日本」(国土地理院)を加工して作成
https://www.gsi.go.jp/kankyochiri/gm_jpn.html

首都圏の1㎡あたりの平均家賃

1㎡あたりの平均家賃が特に高い地域は首都圏です。東京都特別区で急激に平均家賃は増大し、首都圏における平均通勤時間の分布を示す地図とは対照的です(平均通勤時間の分布は、東京都心を中心とするドーナツ状の分布となっています。通勤時間が長い市区町村ランキングを参照)。

首都圏の1㎡あたりの平均家賃を示す地図

「平成25年住宅・土地統計調査」(総務省統計局)
「地球地図日本」(国土地理院)を加工して作成
https://www.gsi.go.jp/kankyochiri/gm_jpn.html

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